トランクルームのセキュリティを考えるとき、鍵の種類は見落としがちなポイントです。実は、トランクルームにはさまざまなタイプの鍵が使われており、防犯性能にも大きな違いがあります。
この記事では、トランクルームで使われている鍵の種類ごとの特徴や防犯性を比較し、安心して荷物を預けるための鍵選びのポイントを解説します。

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トランクルームで使われる鍵の種類
トランクルームで主に採用されている鍵は、シリンダー錠・南京錠・カードキー・暗証番号錠の4種類です。施設のタイプ(屋内型か屋外型か)によって使われる鍵の傾向が異なります。
1. シリンダー錠
一般的な住宅の玄関ドアにも使われているタイプの鍵です。鍵穴に物理的なキーを差し込んで開け閉めします。
- 防犯性:中〜高(ディンプルキーなら高い)
- メリット:構造がしっかりしていて耐久性がある
- デメリット:鍵の紛失リスクがある。複製される可能性もある
- 使われる施設:屋内型・屋外型の両方
2. 南京錠
コンテナ型の屋外トランクルームでもっとも多く採用されているタイプです。利用者が自分で購入した南京錠を取り付ける場合と、施設側が指定するタイプがあります。
- 防犯性:低〜中(製品によって大きく異なる)
- メリット:コストが安い。交換が簡単
- デメリット:安価な製品はボルトカッターで切断される恐れがある
- 使われる施設:主に屋外型
南京錠を使う場合は、ABUS(アブス)などの防犯性能の高いブランドを選ぶのがおすすめです。100円ショップの南京錠は防犯面で不安が残ります。
3. カードキー
ICカードやセキュリティカードをかざして解錠するタイプです。主に屋内型のトランクルームで採用されています。
- 防犯性:高い(ピッキングが不可能)
- メリット:シリンダーがないため、鍵穴をこじ開けるピッキングという手口そのものが成立しない。入退室記録が残る
- デメリット:カードの紛失・故障リスクがある。再発行に手数料がかかる場合も
- 使われる施設:屋内型
4. 暗証番号錠(ダイヤル錠・キーレックス)
数字の組み合わせで解錠するタイプです。物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、利用者が変わるたびに番号を変更できます。
- 防犯性:中(番号を知られると開けられる)
- メリット:鍵の紛失リスクがない。番号の変更が簡単
- デメリット:番号を忘れると開けられない。覗き見されるリスク
- 使われる施設:屋外型を中心に幅広く採用

鍵の種類ごとの防犯性比較
| 鍵の種類 | 防犯性 | ピッキング耐性 | コスト | 利便性 |
|---|---|---|---|---|
| カードキー | 高 | ピッキング不可 | 月額に含まれることが多い | カード携帯が必要 |
| シリンダー錠(ディンプル) | 高 | 高 | 施設側が設置 | 鍵の携帯が必要 |
| 暗証番号錠 | 中 | 鍵穴なし | 安い | 鍵不要 |
| 南京錠(高品質) | 中 | 中 | 自費購入(2,000〜5,000円程度) | 鍵の携帯が必要 |
| 南京錠(安価品) | 低 | 低 | 数百円 | 鍵の携帯が必要 |
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施設タイプ別の鍵の傾向
屋内型トランクルーム
屋内型ではカードキーや暗証番号式の電子錠が多く採用されています。雨風にさらされないため、電子系の鍵でも故障リスクが低く、セキュリティレベルの高い仕組みを導入しやすい環境です。
また、建物のエントランスにもセキュリティゲートが設けられていることが多く、鍵と合わせて二重三重のセキュリティが確保されています。
屋外型(コンテナ型)トランクルーム
屋外型ではシリンダー錠や南京錠が中心です。雨風にさらされるため、電子錠は採用しにくい環境です。カードキーや暗証番号式の電子錠を採用していないことが多いのはこのためです。
利用者が変わるたびに鍵を交換する費用を抑えるため、南京錠や番号変更可能な暗証番号式を採用する施設も多いです。
- 屋内型 → カードキー・電子錠が主流(防犯性高)
- 屋外型 → シリンダー錠・南京錠が主流(製品選びが重要)
- 宅配型 → 鍵の概念なし(倉庫側で管理)
鍵のトラブルと対処法
鍵を紛失した場合
鍵を紛失した場合は、すぐに運営会社に連絡しましょう。シリンダー錠の場合は鍵の交換費用が3,000〜10,000円程度かかることがあります。カードキーの場合は再発行手数料として2,000〜5,000円程度が一般的です。
暗証番号を忘れた場合
運営会社に本人確認をしたうえで、番号のリセットや再設定をしてもらえます。緊急時に備えて、暗証番号はスマートフォンのメモアプリなど安全な場所に控えておくとよいでしょう。
鍵が壊れた場合
経年劣化や強い衝撃で鍵が壊れることがあります。自分で無理に開けようとせず、運営会社に連絡して専門の鍵業者に対応してもらいましょう。
鍵のトラブルについて詳しくは、鍵の110番救急車のコラムも参考になります。また、トランクルームの鍵の選び方についてはネストボックスの解説記事が詳しいです。

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鍵の防犯性を高めるための追加対策
施設の鍵だけに頼るのではなく、利用者側でもできる防犯対策があります。二重ロックにすることで、セキュリティを大幅に強化できます。
1. 補助錠の追加
南京錠タイプの施設であれば、メインの鍵に加えて補助錠を追加することで二重ロックにできます。異なるメーカーの鍵を組み合わせると、1つが突破されてももう1つが防御してくれるため効果的です。
2. ワイヤーロックの活用
コンテナ型の屋外トランクルームでは、扉の取っ手部分にワイヤーロックを追加で取り付ける方法もあります。ボルトカッターでは簡単に切断できない高強度のワイヤーを選ぶことが重要です。
3. 個人用防犯アラームの設置
開錠時に反応する小型の防犯アラームをユニット内に設置しておくと、不正な開錠を検知できます。スマートフォンに通知が届くタイプのものなら、外出先からでも異常を把握できて安心です。
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鍵選びで失敗しないための3つのルール
- 安価な南京錠(1,000円以下)は避ける。ボルトカッターで数秒で切断されるリスクあり
- ディンプルキータイプのシリンダー錠を選ぶ。ピッキング耐性が高い
- 合鍵の管理を徹底する。スペアキーは自宅の安全な場所に保管し、持ち歩かない
南京錠を自分で用意する場合は、ABUSの「ABUSグラニット」シリーズや、日本ロック「SOL HARD」シリーズなど、防犯性能テストに合格した製品を選ぶことをおすすめします。これらのブランドは焼入れ鋼のシャックルを採用しており、ボルトカッターによる切断に対して高い耐性があります。
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最新のスマートロック対応トランクルーム
記事執筆時点では、一部のトランクルームでスマートロック(スマートフォンで解錠)の導入が始まっています。スマートロックのメリットは以下の通りです。
- 物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、鍵をなくす心配がない(ただしスマホの紛失やバッテリー切れには備えが必要)
- 解錠履歴がアプリに記録されるため、不正アクセスを検知しやすい
- リモートで一時的な解錠コードを発行でき、家族や代理人との共有が簡単
- オートロック機能で施錠忘れを防げる
今後はスマートロック対応のトランクルームがさらに増えていくことが予想されます。最新のセキュリティを求める方は、スマートロック対応の施設を探してみるのもよいでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 南京錠は自分で用意するの?
施設によります。運営会社が指定する南京錠を購入するケースと、自分で好きなものを選んで持ち込むケースがあります。自分で選ぶ場合は、ABUSなどの防犯性能の高い製品を選ぶことをおすすめします。
Q. 合鍵を作ってもいい?
契約上、合鍵の作成が禁止されているサービスもあります。家族と共同で利用する場合は、契約前に合鍵の可否を確認しておきましょう。
Q. 鍵交換は退去時に行われる?
シリンダー錠の場合、利用者が変わるタイミングで鍵交換が行われるのが一般的です。前の利用者が鍵のコピーを持っていても開けられないよう、セキュリティが確保されます。
鍵に関するよくあるトラブルとその予防法
トランクルームの鍵に関するトラブルは意外と多く発生しています。事前に予防策を知っておくことで、慌てずに対応できます。
トラブル1:鍵が錆びて回らない
特に屋外型のトランクルームでは、雨風にさらされることで鍵が錆びてしまうことがあります。定期的に鍵穴に潤滑剤をスプレーしておくことで予防できます。鍵穴専用の潤滑剤(KURE 5-56やシリコンスプレー)を2〜3ヶ月に1回程度使用するのがおすすめです。
トラブル2:暗証番号を忘れた
暗証番号式の鍵を使っている場合、番号を忘れてしまうトラブルは珍しくありません。予防策としては、スマートフォンの暗号化されたメモアプリに番号を記録しておく方法が安全です。紙に書いて財布に入れておくのは、紛失や盗難のリスクがあるため避けましょう。
トラブル3:合鍵の管理ミス
家族や同居人と共用している場合、合鍵の管理が甘いとセキュリティリスクが高まります。鍵の所持者を明確にし、利用ルールを決めておくことが大切です。
鍵のトラブルは予防が何より大切です。定期的なメンテナンスと、スペアキーの適切な管理を心がけることで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。万が一鍵が開かなくなった場合は、自力で対処しようとせず、速やかに運営会社に連絡してください。
まとめ
トランクルームの鍵は、カードキー・シリンダー錠・暗証番号錠・南京錠の4種類が主流です。防犯性はカードキーが最も高く、安価な南京錠が最も低い傾向にあります。
大切な荷物を預けるなら、鍵の種類だけでなく、防犯カメラや入退館管理など総合的なセキュリティ体制も合わせて確認しましょう。見学時に鍵のタイプをチェックすることで、安心して利用できるトランクルームを見つけられます。

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