不動産投資に興味があるけど、マンション経営はハードルが高い…そんな人に注目されているのがトランクルーム投資だ。初期費用が比較的低く、高い利回りが期待できることから、副業や資産運用の選択肢として広がりを見せている。
この記事では、トランクルーム投資の仕組みから利回りの目安、初期費用、メリット・デメリット、失敗しないためのポイントまで詳しく解説する。不動産投資の新しい選択肢を探している人はぜひチェックしてほしい。

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トランクルーム投資とは?基本の仕組みを解説
トランクルーム投資とは、収納スペースとして利用するコンテナやビルの一室を設置・運営し、利用者からの月額賃料で収益を得る不動産投資の一種だ。
大きく分けて2つのタイプがある。
- 屋外コンテナ型:遊休地にコンテナを設置して収納スペースとして貸し出す。土地さえあれば始めやすい
- 屋内型(ビルイン型):既存のビルや建物のフロアをパーティションで区切り、個室タイプの収納スペースとして貸し出す
トランクルーム市場は成長を続けており、日本のトランクルーム市場規模は年々7%程度の成長を見せている。都市部を中心に収納スペースへの需要は今後も増加が見込まれる分野だ。
トランクルーム投資は「不動産投資」と「サービス業」の中間的なビジネス。立地選びだけでなく、運営・管理のノウハウも重要になる。
トランクルーム投資の利回りはどのくらい?
トランクルーム投資の魅力の一つが高い利回りだ。一般的な目安は以下の通り。
- 屋外コンテナ型:表面利回り15~20%程度
- 屋内型(ビルイン型):表面利回り10~15%程度
アパート・マンション投資の表面利回りが5~8%程度であることを考えると、トランクルーム投資はかなり高い水準と言える。ただし、これはあくまで満室時の数字であり、稼働率によって実質利回りは大きく変動する点に注意が必要だ。
実質利回り(経費や空室リスクを差し引いた利回り)は10~15%前後が現実的な目安とされている。稼働率が安定するまでに半年~1年程度かかるケースも多い。

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初期費用はいくらかかる?
トランクルーム投資の初期費用は、タイプによって大きく異なる。
屋外コンテナ型の場合
土地を所有している前提で、コンテナの購入・設置費用が中心になる。6~10基程度のコンテナを設置する場合、約300万~500万円程度が目安。土地の造成費用や看板・防犯設備の設置費を含めると、500万~1,000万円程度になるケースが多い。
屋内型(ビルイン型)の場合
既存のビルのフロアを改装する場合、パーティション工事・空調設備・セキュリティシステムの導入などで500万~2,000万円程度かかることがある。フロアの広さや設備のグレードによって幅がある。
フランチャイズ方式もある
自分で一から始めるのが不安な場合は、フランチャイズ(FC)方式も選択肢になる。プラスルームやドッとあーるコンテナなどの大手が加盟を募集しており、運営ノウハウや集客サポートを受けられる。ただし、加盟金やロイヤリティが発生するため、利回りは自主運営より低くなる傾向がある。
マンション投資(数千万~数億円)と比べると、トランクルーム投資の初期費用はかなり低い。少額から始められるのが大きな魅力だ。
トランクルーム投資のメリット
1. 初期費用が比較的低い
マンション投資が数千万~数億円かかるのに対し、トランクルーム投資は数百万~1,000万円程度で始められる。融資を使わずに自己資金で始められるケースもあり、借入リスクを抑えやすい。
2. 高い利回りが期待できる
前述の通り、表面利回り15~20%という高水準。稼働率が安定すれば、投資回収までの期間も比較的短い。
3. 管理の手間が少ない
入居者対応や設備の故障対応が多い賃貸住宅と比べ、トランクルームは管理の手間が少ない。水回りの設備がないため、故障やトラブルも起きにくい。
4. 立地の柔軟性
マンション投資では駅近が重視されるが、トランクルームは住宅地やロードサイドでも需要がある。活用しにくい狭小地や変形地でも設置できるのが強みだ。
5. 景気に左右されにくい
収納スペースのニーズは景気の変動に比較的左右されにくい。引越し・リフォーム・家財整理など、ライフイベントに紐づいた需要があるためだ。

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トランクルーム投資のデメリット・リスク
1. 稼働率が安定するまで時間がかかる
開業直後は空室が多いのがトランクルーム投資の大きな課題。マンションのように内覧で即決とはならず、利用者が徐々に増えていく形になる。稼働率が80%を超えるまでに半年~2年程度かかるケースもある。
2. 集客力が問われる
立地が悪い、もしくは周辺に競合が多い場合、集客に苦戦する可能性がある。Web集客やポータルサイトへの掲載など、マーケティング戦略も重要になる。
3. 土地の固定資産税の優遇がない
住宅用地には固定資産税の軽減措置(小規模住宅用地で1/6)があるが、トランクルーム用地にはこの優遇が適用されない。税負担は事前にシミュレーションしておこう。
4. 自然災害リスク
特に屋外コンテナ型は、台風・豪雨・地震による被害リスクがある。保険加入や設置場所の選定で対策が必要だ。
トランクルーム投資は「置けば儲かる」ものではない。立地調査・競合分析・集客戦略をしっかり行うことが成功の鍵。
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失敗しないためのポイント
立地調査を徹底する
周辺の人口密度、住宅の種類(マンション中心か戸建て中心か)、競合の有無を調査しよう。マンション住まいの多いエリアは収納スペースへの需要が高い傾向がある。
競合との差別化を考える
近隣に既存のトランクルームがある場合、料金・設備・利便性で差別化する必要がある。空調完備、24時間利用可能、セキュリティ充実などの付加価値を検討しよう。
フランチャイズも検討する
未経験から始める場合、FCに加盟して運営ノウハウや集客サポートを受けるのも一つの手だ。利回りは低くなるが、失敗リスクを抑えられるメリットがある。
収支シミュレーションを慎重に
満室想定だけでなく、稼働率50%・70%のケースでもシミュレーションしておくことが重要。初期の空室期間を乗り越えられるだけの資金余力を確保しておこう。

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Q&A|トランクルーム投資のよくある質問
Q. サラリーマンの副業としてできる?
管理を業者に委託すれば、サラリーマンでも運営可能。FC方式なら運営の大部分を本部に任せられるため、本業に支障をきたしにくい。ただし、初期費用の資金確保と確定申告は必要になる。
Q. 融資は受けられる?
トランクルーム投資向けの融資を提供している金融機関もあるが、マンション投資ほど選択肢は多くない。日本政策金融公庫や地方銀行が対応しているケースがある。自己資金の割合が重要になるので、事前に相談しておこう。
Q. どのくらいで投資回収できる?
稼働率にもよるが、一般的には3~5年で初期投資を回収できるケースが多い。立地が良く稼働率が早期に安定すれば、2年程度で回収できることもある。
Q. 撤退する場合のリスクは?
屋外コンテナ型の場合、コンテナの撤去費用と原状回復費用がかかる。屋内型はテナント契約の解約条件に従う形になる。撤退コストも事前に把握しておこう。
トランクルーム投資と他の不動産投資の比較
トランクルーム投資の特徴をより理解するために、他の不動産投資と比較してみよう。
| 項目 | トランクルーム | アパート・マンション | コインランドリー | 駐車場 |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 300万~1,000万円 | 数千万~数億円 | 2,000万~4,000万円 | 数百万円~ |
| 表面利回り | 15~20% | 5~8% | 8~12% | 5~15% |
| 管理の手間 | 少ない | 多い | 中程度 | 少ない |
| 稼働までの期間 | 半年~2年 | 即入居可能 | 3ヶ月~ | 即利用可能 |
トランクルーム投資は初期費用を抑えつつ高利回りを狙えるのが魅力だが、稼働率が安定するまでの期間がネックになる。アパート投資は安定性が高いが初期費用が桁違いに大きい。自分の資金力とリスク許容度に合わせて選択しよう。
トランクルーム市場の現状と将来性
日本のトランクルーム市場は成長を続けている。都市部ではマンション居住者の増加に伴い、収納スペースへのニーズが年々高まっている。また、EC市場の拡大により、ネットショップの在庫保管ニーズも増加している。
高齢化社会の進展で、生前整理・遺品整理の一時保管場所としてのニーズも拡大傾向だ。リモートワークの普及により、自宅のスペースを確保するためにトランクルームを利用する層も増えている。これらの複合的な要因から、トランクルーム市場は今後も緩やかに成長していくと見込まれている。

まとめ|トランクルーム投資は少額から始められる成長分野
トランクルーム投資は、初期費用の低さと高い利回りが魅力の不動産投資だ。市場は成長傾向にあり、都市部を中心に収納スペースへの需要は今後も増えていくと見込まれている。
ただし、稼働率が安定するまでの期間や集客の難しさ、固定資産税の問題など、リスクもしっかり理解した上で始めることが重要。立地調査と収支シミュレーションを丁寧に行い、無理のない範囲でチャレンジしてみよう。
外部参考リンク:健美家|トランクルーム投資とは J-Net21|トランクルーム(レンタル収納スペース)

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