トランクルームに大切な荷物を預けるとき、「セキュリティは大丈夫なの?」と不安に感じる方は少なくないはずです。特に鍵の種類や防犯性能は、荷物の安全を左右する重要なポイントです。
トランクルームで使われる鍵には、南京錠、シリンダー錠、ダイヤル錠、電子錠(カードキー・暗証番号)など複数の種類があり、それぞれ防犯性能や使い勝手が大きく異なります。
この記事では、トランクルームで使われる鍵の種類ごとの特徴、メリット・デメリット、そして防犯性能の比較を解説します。施設選びの参考にしてください。

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トランクルームで使われる鍵の種類
南京錠
南京錠は屋外型コンテナタイプに多く見られる鍵です。利用者が自分で南京錠を用意するケースと、運営会社から支給されるケースがあります。
メリット:
- コストが低く、手軽に入手できる
- 鍵が壊れても簡単に交換できる
- 利用者が変わるたびに鍵交換のコストがかからない
デメリット:
- 防犯性能は比較的低い(工具で切断される可能性がある)
- 雨風にさらされる屋外型では錆びやすい
- 鍵を紛失するとスペアキーがない場合に困る
シリンダー錠(ディンプルキー含む)
シリンダー錠は屋内型トランクルームで最も一般的な鍵です。通常の玄関ドアに使われるものと同じ仕組みで、鍵を差し込んで回すタイプです。
中でもディンプルキータイプは、鍵の表面にくぼみ(ディンプル)が刻まれており、ピッキング(不正解錠)に対する耐性が高くなっています。
メリット:
- 一般的な南京錠よりも防犯性能が高い
- ディンプルキーはピッキングに強い
- 操作が簡単で馴染みやすい
デメリット:
- 鍵の複製にコストがかかる場合がある
- 入退室の記録が残らない
ダイヤル錠(暗証番号式)
数字を合わせて解錠するタイプの鍵です。鍵の持ち歩きが不要で、暗証番号さえ覚えていれば解錠できます。
メリット:
- 鍵を持ち歩く必要がない
- 鍵の紛失リスクがゼロ
- 利用者変更時に番号を変えるだけで済む
デメリット:
- 番号を忘れると開けられない
- 番号を他人に見られると不正アクセスのリスクがある
- 安価なダイヤル錠は工具で簡単に壊せることがある

電子錠(カードキー・ICカード)
電子錠は防犯性能が高いタイプとして、近年の屋内型トランクルームで普及が進んでいます。ICカードやスマートフォンをかざして解錠する仕組みで、入退室の記録が自動的に残ります。
メリット:
- ピッキングが不可能で防犯性能が高い
- 入退室の記録(ログ)が残る
- 紛失してもカードを無効化できる
- 鍵の複製が困難
デメリット:
- 停電時に使えなくなる可能性がある(バックアップ電源のある施設もある)
- カード発行費や管理費が別途かかることがある
- システムの故障リスクがゼロではない
スマートロック
スマートフォンのアプリで解錠するタイプで、鍵を持ち歩く必要がなく、遠隔での施錠確認もできます。一部の先進的なトランクルーム事業者が導入しています。
メリット:
- スマホ一つで解錠できる手軽さ
- 解錠・施錠の履歴がアプリで確認できる
- 鍵の共有が容易(家族やビジネスパートナーとの共有利用時に便利)
デメリット:
- スマホの充電が切れると解錠できない
- 対応する施設がまだ限定的
鍵の種類別・防犯性能の比較
各鍵タイプの防犯性能を比較すると、以下のようになります。
| 鍵の種類 | ピッキング耐性 | 破壊耐性 | 入退室ログ | 紛失リスク |
|---|---|---|---|---|
| 南京錠 | 低い | 低い | なし | あり |
| シリンダー錠 | 中程度 | 中程度 | なし | あり |
| ディンプルキー | 高い | 中程度 | なし | あり |
| ダイヤル錠 | 対象外 | 低〜中程度 | なし | なし |
| 電子錠(ICカード) | 対象外 | 高い | あり | 低い |
| スマートロック | 対象外 | 高い | あり | なし |
防犯性能を重視するなら、電子錠(ICカード)やスマートロックを採用している施設を選ぶのがおすすめです。
鍵だけでなく、施設全体のセキュリティ(監視カメラ、入退室管理、警備会社との連携)と合わせて総合的に判断しましょう。鍵が良くても、施設自体の管理が甘ければ意味がありません。
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自分でできる防犯対策
二重ロックをする
南京錠タイプのトランクルームでは、鍵を2つ付ける「二重ロック」がおすすめです。1つは南京錠、もう1つはダイヤル錠と、異なるタイプの鍵を組み合わせると防犯効果が高まります。
高品質な鍵を選ぶ
自分で鍵を用意する場合は、安価なものではなく、防犯性能の高い製品を選びましょう。切断に強い焼入れ加工されたシャックル(U字部分)を持つ南京錠や、防犯性能の高いブランドのダイヤル錠を選ぶことで、安全性が大きく向上します。
施錠を必ず確認する
荷物の出し入れ後に鍵をかけ忘れるケースは意外とあります。施錠後に引っ張って確認する習慣をつけましょう。
鍵の管理を徹底する
鍵の紛失防止には、専用のキーホルダーに付けて管理する、スペアキーを安全な場所に保管するなどの対策が有効です。

鍵を紛失した場合の対処法
万が一、トランクルームの鍵を紛失してしまった場合は、以下の手順で対応してください。
- 運営会社に連絡:まずは運営会社に連絡し、状況を報告する
- 本人確認:身分証明書を提示して本人確認を行う
- 鍵の交換または再発行:運営会社の手配で鍵の交換・再発行を行う
- 費用の確認:鍵の交換・再発行には費用がかかることが一般的(数千円〜数万円)
南京錠を自分で用意している場合は、ホームセンターなどで新しい鍵を購入すれば自分で対応できます。
鍵を紛失した際に、自分で鍵業者を呼んで解錠するのは避けてください。運営会社に無断で解錠行為を行うと、契約違反と見なされる可能性があります。
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Q&Aコーナー
Q. 自分で鍵を追加しても良いですか?
南京錠タイプのトランクルームでは、自分で鍵を追加することが認められているケースが多いです。ただし、施設によってはルールが異なるため、事前に運営会社に確認してください。
Q. 電子錠は停電時に開かなくなりますか?
バックアップ電源を備えた施設では、停電時でも一定時間は電子錠が使えます。バックアップがない施設では、マスターキーでスタッフが対応するケースが一般的です。
Q. 鍵の交換費用はいくらくらいですか?
鍵の種類と施設によって異なりますが、シリンダー錠の交換で3,000円〜10,000円程度、電子錠のカード再発行で1,000円〜5,000円程度が目安です。
トランクルームのセキュリティを総合的にチェックするポイント
鍵の種類だけでなく、施設全体のセキュリティ体制を確認することが大切です。以下のチェックポイントで、安全性の高いトランクルームを見極めましょう。
監視カメラの設置状況
共用部分や通路に監視カメラが設置されているかを確認しましょう。24時間録画式のカメラがあれば、万が一のトラブル時にも証拠が残るため安心です。カメラの台数や設置場所も見学時にチェックしておくとよいでしょう。
入退室管理システム
施設への出入りに認証(暗証番号、ICカード、指紋認証など)が必要かどうかを確認します。不特定多数が自由に出入りできる施設よりも、契約者だけがアクセスできる施設のほうが安全性は高くなります。
警備会社との連携
SECOMやALSOKなどの警備会社と契約している施設では、異常が発生した際に警備員が駆けつけるサービスが利用できます。深夜や休日の防犯対策として心強い要素です。
照明・見通しの良さ
施設内の照明が十分かどうか、死角がないかも重要なポイントです。明るく見通しの良い施設は不審者が入りにくい環境になっています。
定期巡回の有無
スタッフが定期的に施設を巡回しているかどうかも確認しましょう。巡回があれば、不正利用や設備の異常を早期に発見できます。
- 監視カメラ → 24時間録画式が理想
- 入退室管理 → ICカードや暗証番号による認証があるか
- 警備会社 → SECOM・ALSOKなどとの連携
- 照明 → 施設内が十分に明るいか
- 巡回 → スタッフによる定期巡回があるか

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荷物の保険について知っておこう
トランクルームの防犯対策を万全にしても、火災や水害、盗難などのリスクはゼロにはなりません。万が一に備えて、荷物の保険についても確認しておきましょう。
トランクルーム事業者が提供する保険
一部のトランクルーム事業者は、月額数百円程度の保険オプションを用意しています。火災・盗難・水害などで荷物が損害を受けた場合に、一定額までの補償が受けられます。
個人で加入する動産保険
事業者の保険だけでは補償額が足りない場合は、個人で動産保険(動産総合保険)に加入する方法もあります。高価な物品を預ける場合は検討する価値があります。
自宅の火災保険の特約
自宅の火災保険に「家財の持ち出し特約」が付いている場合、トランクルームに預けた荷物もカバーされることがあります。現在加入中の火災保険の契約内容を確認してみてください。
保険の選び方については、日本損害保険協会のウェブサイトで動産保険の基本的な仕組みを確認できます。

まとめ
トランクルームの鍵の種類と防犯性能の特徴をまとめると、以下のとおりです。
- 南京錠は手軽だが防犯性能は低め。二重ロックで補うのが有効
- シリンダー錠は標準的な防犯性能。ディンプルキーなら高い安心感
- ダイヤル錠は鍵の紛失リスクがゼロ。番号管理を徹底する
- 電子錠・スマートロックは防犯性能が高い。入退室ログが残る点も安心
大切な荷物を安心して預けるために、鍵の種類にもこだわってトランクルームを選んでください。
参考:kurasul|トランクルームのセキュリティ対策、ドッとあ〜るコンテナ|トランクルームのセキュリティは万全?、eトランク|セキュリティ設備が充実しているトランクルーム
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